下記のテーマに関連
インパクト投資・その他責任投資におけるインパクトマネジメントの重要性の高まりを再認識する
投資家(機関投資家・プライベート投資家問わず)におけるインパクトマネジメントの実務上の課題について知る
インパクトマネジメントの具体的な実現方法・ステップについて理解・検討する
投資家にとってのインパクトの重要性・活用意義
金融機関・投資家がさらなる付加価値を提供し社会における存在意義を高めていく上で、ESGへの取り組みは必要不可欠なものとなっています。ESGと企業価値の関係性が多角的に証明されつつある今、特にポジティブな側面としてのインパクトの重要性は益々高まっており、今後市場における新たな共通言語となっていくことが想定されます。
然様な中、インパクト投資マーケットは金額・件数のみならず、投資対象となるアセットクラスや投資手法の観点でも広がりを見せています。中でも、上場投融資は投資残高が拡大傾向にあることに加え、特に国内は市場が未成熟であり今後の成長が見込まれます。
投資家におけるインパクトに関する代表的な課題
斯様な中、情報開示の拡大や対話の必要性もさらに高まっていきますが、インパクトは粒度が比較的細かく、かつ多様性に富んでおり、ESG等よりも評価や定量化のハードルが高い。加えて、インプット(投融資)する側のIntentionが非常に重要視される点も特徴的であり、これまで以上に知識・情報、コミュニケーションが必要とされることも事実です。
それらは実務的負荷の高まりにもつながっており、今後のサステナブルかつ本質的な対話の浸透には「評価・対話の枠組の高度化」と「実務負担の効率化」とを中長期的な目線で両輪で推進していくことが必要となります。
インパクト評価にはファンド管理フィーの平均10-30%程度のコストがかかることがある
GIIN Impact Invest Survey 2020
ファンドのインテンションに合致したKPI計測が実施されていなかったり、計測できるKPIが投資先ごとにバラバラで横比較ができず、投資判断やエンゲージメントへの活用が難しい
国内大手アセットマネジメントFM
impactlake™の具体的機能
そのような課題を解決すべく、impactlake™は投資家が必要とするインパクト評価・マネジメントのプロセスをカバーし、企業とのエンゲージメントや各種レポーティング・ディスクロージャーを全面的に効率化・高度化。加えて、足許のインパクトファンドにおけるインパクト・マネジメントのみならず、今後投資家としてインパクトを意識してより多くのAUMをマネジメントしていくためのフローをご提供いたします。具体的には以下のような機能をご提供します。
- 投資先・投資候補先のインパクト情報・インパクト指標収集
- 仮想ポートフォリオのインパクトシミュレーション
- 他社・他ポートフォリオとのインパクト比較
- 社内における課題・目的意識の整理・統合
- 投資先に対するエンゲージメント活動
- KPI選定・設定・管理(期限、報告内容、等)
- ターゲットとするインパクトモデル(ロジックモデル)の整理
- 投資により創出される・される可能性のあるインパクト定量化
- 対外報告(インパクトレポート等)作成・アピール
- 社内管理・継続的なデータ取得・保持
導入までのイメージ
実際には単にツールを提供して活動して目的が達成されるわけではなく、実際には責任投資活動に実効性を持たせ、AUMの拡大やリターン向上につながるものにしていくかという視点について検討が必要となります。すなわち、そもそも自社の投融資活動におけるインパクトへの貢献は何か、その活動を通じてどういったインパクトを創出していくか、それをエンゲージメントを通じどのように投資先の戦略と整合させていくか、さらにそれら活動をどのように継続的に実施し社内に展開していくか等を検討していくことが必要になります。IMPACTLAKEでは、斯様な内容についてはコンサルティングサービスを併用した一気通貫での段階的な導入をご支援可能(スポットごとに自社実施/外部実施なども可能)であり、目的の達成に向けて多面的に伴走させていただきます。
インパクトマネジメントの活用・検討
実務面におけるインパクトマネジメント、インパクト会計関連の情報はまだ公開情報が少なく、IMPACTLAKEでは手法論や活用事例、Tipsを可能な限り体系的に整理しておりますので是非ご活用ください。また、それらを最大限活用し継続的な価値創造につなげていくための体制・フロー構築を検討されている方はまずはお気軽にお問合せください。
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