サステナビリティの取組強化

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サステナビリティに対してどこから取組むべきか分からない
サステナビリティの重要性は理解しつつも取組意義を社内外に示しきれずにいる
サステナビリティに対して体系的に取組むまでに至っていない
サステナビリティへの取組は中長期的なものであるとしてなかなか取組が進まない

サステナビリティに対してどこから取組むべきか分からない

サステナビリティに対する取組の重要性は殆どの経営者をはじめとするビジネスパーソンがこの数年で理解していると思いますが、具体的なアクションを創造・企画・遂行できているケースはどのくらいあるでしょうか。実は多くのケースにおいては、サステナビリティに対する取り組みはすでに社内に少なからず存在するものです。他方で、それらがどのようなプロセスで検討され、取組まれているかを明らかにすることは非常に大変な作業となります。特に、チェックリストとしてのESGやネガティブインパクトに対する取り組みはクイックヒット(短期的に成果創出しうる施策)として社内ルールや基準の作成がセントラルに進みやすく、統合・一元化が比較的容易な領域ですが、ポジティブインパクトは多様な形で実現を企図されることが大半で、その時間軸もまちまちであるため、どういった検討・計画が管理・統合の対象であるかを把握するのも一苦労です。

したがって、サステナビリティ経営実現に向けては(特にポジティブインパクトに関しても)全社としての大きな方向性をセントラルに示し、それに紐づく形での継続的なインパクトマネジメントを実現することが重要になります。初期段階ではインパクトマネジメントほどの大がかりな取組でなくとも、自社のESG・サステナビリティへの貢献がどういった形で実現していくのかを経営陣も含めたステークホルダーで慎重に討議し、それに関連する社内の取組を可視化、「サステナビリティ関連の取組」として位置付けることが中長期的なサステナビリティへの取組に対する第一歩となります。

サステナビリティの重要性は理解しつつも取組意義を社内外に示しきれずにいる

社会におけるサステナビリティの重要性は誰もが認めるところですが、企業おけるサステナビリティとなると、実際にはさまざまなハードルが存在します。特に、事業収益・利益との関連性は最も大きなテーマであり、事業内容そのものの性質(相対的にネガティブインパクトが大きいとされる産業など)によってはサステナビリティ戦略構築自体も、その対外的な説明も相対的に難度の高いものとなります。

他方で、社会におけるサステナビリティと企業におけるサステナビリティは中長期的視点で見れば遠い話ではなく、特に近年、消費者・企業・社会の要請や受容性の変化により、その距離は急速に近づいてきているといえます。すなわち、社会全体にとってのサステナビリティの重要性の追求は必然的に企業にとってのサステナビリティ(収益性・成長性等)も高めることにつながります。これはインパクトマネジメントが中長期経営戦略の本質であることを示しており、同時にシナリオプランニング、中長期経営・事業戦略構築、事業・研究開発ポートフォリオマネジメントなどにインパクトマネジメントが実務的に活用可能であることを示しています。「サステナビリティは社会貢献・企業成長両面での取組意義がある」ということを示す意味で、インパクトマネジメントは重要なコミュニケーションツールとなるのです。

サステナビリティに対して体系的に取組むまでに至っていない

サステナビリティ経営における重要事項として一般的には、「継続的な事業成長」と「エンゲージメント向上」と言われますが、それに「社内」・「社外」という視点を加えた大きく4つの方向性があります。必ずしもどこから始めるのが正解ということはありませんが、4つの目指す方向性が一致しており、統合されていることがまずは重要になります。前述の通り、既存の取組(或いは既存の取組を再定義・別アングルから捉えなおすことにより関連するもの)は多数存在することが想定されるため、取組の体系化・統合により社内的な取組加速、社外とのコミュニケーション強化・洗練化につながります。

(少なくともIMPACTLAKEの定義においては)インパクトマネジメントはこの4分類(事業成長・エンゲージメント×社内外)全体に大きな方向性を与え、統合された取組を加速するものと捉えています。初期的には対外的なコミュニケーション(エンゲージメント)を想像しがちですが、当然ながら社内に対してもMVV(Mission/Vision/Value)の一つとして中長期的な企業価値創造にコミットいただく動機づけになることが想定されます。加えて事業成長の観点においても、社内(雇用インパクトや自社消費電力などの最適化)での取組の可視化、インパクトマネジメントに加えて、社外(自社事業などを通じて創出されたインパクト)の可視化、インパクトマネジメントを統合的に行うことで、取組の全体像の最適化、自社独自のサステナビリティに対するストーリーに繋がり、サステナビリティ経営や結果としての中長期的な企業価値向上に資するものと考えられます。

サステナビリティへの取組は中長期的なものであるとしてなかなか取組が進まない

サステナビリティ経営に対する取り組みは当然のことながら中長期的な取組となるため、短期的な成果や個別の事業戦略とは分けて考えられがちですが、両社は基本的には同じ方向性を向いています。サステナビリティは前述の通り単なるCSRではなく、事業も含めた中長期的目線での価値の源泉の強靭化・トランジションであり、長期的な成果の積み上げ・成長と同様に、短期的な成果も重要です(短期的成果のために長期的な成果をすることはこの限りではない)。

そのため、理想的なサステナビリティにおいては単に「将来に向けた取り組みを始めました」ではなく、「将来に向けてこのようなロードマップで取組を進め成果目標に対して現状この程度達成している」といったような目標管理(ロードマップから逆算してOn trackなのかBehindなのか)、さらに言うと「その取り組み自体が事業に対してどの程度影響を与え始めているか」という観点も重要になります。インパクトマネジメントにはそのような「時間軸」「具体的成果」「事業戦略との関連性」といった観点も含めて計画・管理していく枠組みであり、当然ながらそのプロセスを通じて関係者のコミットメントも高まるため、短期的にも実効性のある枠組みとして機能します。

インパクトマネジメントの活用・検討

インパクトマネジメントに関する知見や欧州を中心とした最新の動向については、グローバルにはGIIN(Global Impact Investment Network)や国内ではGSG諮問委員会SIMI(Social Impact Management Initiative)がナレッジを提供しており、基礎情報として大変参考になります。

上記ソースにおいても、事業会社を中心とした実務面におけるインパクトマネジメントの方法論や事例はまだ公開情報が少ないため、IMPACTLAKEでは下記のようなコンテンツ・サービスをご提供・ご用意しております。是非ご活用・お問合せください。

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